小川幸子(おがわさちこ) 統括所有資格:宅地建物取引士、住宅ローンアドバイサー、投資不動産取引士、増改築相談員など 経歴― 生い立ちを教えていただけますか?生まれは栃木市です。高校は地元で、部活はバスケをしていました。背は小さいんですけど。(笑)― 高校卒業後は?高校を卒業する時、東京の証券会社に行く予定だったんですが、東京に行くのを親に大反対されました。(笑)それで、小山市の鋼材屋さんに入社しました。新日鉄とかから金属材料を仕入れて、加工して販売する会社です。そこで事務をやっていました。― そちらの会社にはどのくらいいましたか?24歳までいました。結婚して、出産で辞めたんですけど、自分の実家にいたので子どもの面倒は親が見てくれていたんです。そうしたら暇でしょうがなくて…。(笑)家でじっとしてられないタイプなもので。それで、通信教育で資格の勉強を始めました。― どんな資格ですか?医療事務の資格です。通信教育の謳い文句では「資格を取った人に就職を斡旋します」と書いてあったんですけど、取っても一切斡旋してもらえませんでした。(笑)仕方ないので眼科の開業医の事務の求人に応募して、入れてもらいました。それが26歳の時です。― そちらにはどの位いましたか?34歳位までいました。事務だったんですけど、先生から「他の資格も取って」と言われて、最後の方は視野検査とか眼鏡合わせとか、そういうのもやってました。― そこからどうしましたか?家庭の事情がありまして眼科を辞めました。それで、ご縁があって不動産の業界に入りました。それが不動産に関わった最初です。業界未経験から複数店舗の統括マネージャーへ― それからはどんなお仕事を?最初は本当に電話当番で、かかってきた電話を取り次ぐだけでした。それがいつの間にか、こちらからお客様にかけて面談のお約束を取ったり、賃貸や売買の営業をするようになって、気がついたら統括で複数店をみてました。(笑) ― 入社された時は事務職からそして営業職として活動され今は統括店舗なので、実績を上げつつ、会社の体制を作り上げたり、社内の他の方にも目配りをされてきたのですね?どうなんでしょう? 一応、若い子たちの面倒見は良い方かなとは思います。悩みを聞いて上げたり、必要に応じてそれを社長に取り次いだりですとか。― 現在、お仕事をする上で心がけていることは?常に、お客様の立場になってものを考えるようにしています。というか自分の性分で、お客様のお話を聞いていると勝手に自分のことのように思っちゃうんですよね。(笑) ― 心がけていると言うより、自動的にそうなってしまうんですね。(笑)そうですね。お客様とお話するのが本当に好きなので、すぐ仲良くなれるというか、信用していただけるというのはありがたいことだなと思います。 ― これまでで印象に残っている商談エピソードは?売買営業を始めたばかりの頃なんですが、住宅ローンの融資がどの銀行でも通らない方がいらっしゃいました。5つの銀行に審査を出してもダメで。あとは審査が厳しいところしかないので、私としてはもう難しいかなと思ったんです。けれどお客様から「この銀行とこの銀行にも審査を出してみてほしい」と言われてやってみたら、両方とも承認が下りまして。それで結局、立派な戸建を建てられました。お客様からはすごく感謝していただいたんですけど、私はお客様から言われなければ当たってみる前にあきらめていたので。「私、何やってたのかな」と思って。その体験から、お客様から「もういいよ」と言われるまでは必ず頑張ってます。(笑) 私があきらめたら、お客様の希望が叶うかどうかはそこで終わりになってしまうので。― 不動産のお仕事に対する思いは?多くの方にとって一生に一度のお買物ですので、それに携われるのはとてもありがたいことだと思います。お客様のその後の人生さえ変えてしまうかもしれない仕事ですので、ただ買っていただければ良いというものではないと思ってます。ですから、「売ったら終わり」というような仕事の仕方は絶対にしたくないですね。プライベートについて― プライベートもお聴かせください。現在のお住まいは?現在は小山市に住んでいます。― お子様は?娘が2人で、両方とも嫁いでいます。上の娘には女の子が2人います。 ― お孫さんがいらっしゃるんですね。私の休日は、私が孫の面倒を見るものだと当てにされてしまってます。(笑)― 趣味は何ですか?今は、孫と遊ぶことが一番の趣味ですね。孫に色々な服を着せて上げるのが好きで、西松屋やアカチャンホンポで新作が出ていたらすぐ買います。(笑)時間の余裕ができたら、ゴルフをしたいなあとは思ってます。 ― 音楽などは聴きますか?EXILEや三代目 J Soul Brothersが好きです。 初心を忘れず、目の前のお客様に真摯に寄り添う― 座右の銘はありますか?「初心忘るべからず」です。私たちは年間何百件も案件を手掛けますが、お客様にとっては1回だけのことですので。業界が長くなると慣れてしまいますが、惰性でやったりしないように、この言葉をずっと大切にしています。 ― ありがとうございました。