増渕幹詞(ますぶちまさふみ) 社長所有資格:宅地建物取引士、二級建築士、投資不動産取引士など 経歴― 生い立ちを教えていただけますか?生まれは宇都宮市簗瀬町です。高校までは地元で。高校卒業後は東京の中央工学校に進学して建築を学びました。埼玉県所沢市に親戚がいたので、そこから通いました。 ― 学生時代はどのように過ごしましたか?小1から高校まで、ずっとサッカーをしていました。中学が旭中学校なのですが、2年生の時に40数年ぶりに県代表に。3年生の時はさらに全国大会に進んで、全国2位になりました。元日本代表の城さんなどと戦いました。 ― 社会人になって最初の仕事は?中央工学校を卒業後、所沢にある、分譲住宅の会社に就職しました。いわゆる建売(たてうり)住宅の会社です。― そちらで設計などの仕事を?いえ。営業に配属されました。作る方で入ったのに、売る方になりました。(笑) それが、不動産の仕事の始まりです。 ― そちらの会社にはどのくらい?2年いました。その後お誘いを受けて、埼玉県川越市の不動産店に移りました。それからはずっと物件の買取と販売をして、2001年に独立しました。不動産業界の不透明な仕事の仕方に疑問を持つ― 営業で、たいへんな思いもしたのでは?営業自体よりも、不動産業界の不透明な仕事の仕方が好きではなかったですね。当時はインターネットなどなかったので、とても限られた情報の中で商売をしていました。建売住宅の販売では、チラシ折込がメインの集客媒体でしたが配布日までには相当に時間がかかる為、チラシに既に売れてしまった物件が載っていることも度々あり、意図的に思える状態が当たりまえで、、そして問合せ来店したお客様に別の物件を勧めるようなことをしていました。また、売却希望の物件を買取する時は、売主様の顔色を見ながら買取価格を調整して提示するといったようなこともありました。 ― 業界全体的に、不誠実な仕事の仕方だったのですね。勤めている時代は、そういう仕事をしなければならないのかと疑問に感じるとともに、不快に思っていました。また、自分の会社を持つようになったらそういうことは絶対にやめようと思いました。買取価格をご提示する時なら、「こういった基準があるので、この価格になります」ということを、明確にご説明しています。 イエステーション宇都宮店について― イエステーション宇都宮店を設立されたのはいつですか?2003年に川越で創業後、2013年に宇都宮に支店を出しました。そして2015 年に、出身地の栃木で地元のお役に立つような店舗展開をしたいと思い、本店を宇都宮に移しました。 ― イエステーション宇都宮店の特徴は?不動産の売却方法には、買取と仲介の2種類があります。当社ではこの両方から選んでいただけます。それぞれのメリット、デメリットをご説明差し上げた上で、ご都合の良い方をお選びいただけます。 ― 売却方法を選べる会社は少ないのでしょうか?その両方をきっちりできる会社さんは、少ないと思います。― 買取と仲介について、簡単に説明していただけますか?買取は、不動産店⾃⾝が、その物件を買います。仲介は、不動産店がその物件を買ってくれる⼈を探して、売買が成立すると仲介手数料をいただきます。一般的に、買取は早く売却できる一方、売却価格は低くなります。不動産店は買取った物件をさらに一般の方に販売するからです。仲介は、売却価格が買取より高くなる一方、売却完了までに時間がかかります。物件を買ってくれる⼈を探すからです。― 高く売れる仲介の方が良いのではないでしょうか?必ずしもそうでもないのです。仲介は買ってくれる⼈を探すので、いつまでに売れるという保証はありません。場合によってはご希望通り売却できないこともあります。買取は仲介よりは売却額が低くなりますが、私ども不動産店が買うのですぐに完了します。相続した物件や空き家になっている物件を早く処分したいということで、買取を選ばれるお客様も多いのです。 ― そうなのですね。当社でしたら不動産の購入を検討している方のリストを多く持っておりますので、その方々に物件をご紹介することで、仲介での売却も有利に進めることができます。最初は仲介で出してみて、買ってくれる人が一定期間見つからなければ当社で責任持って買取る、という方法も可能です。物件を販売するノウハウがありますので、このような売却方法が可能になっています。 ― 他社に売却を頼んでみたけど、なかなか売れないという場合も相談して大丈夫でしょうか?もちろん大丈夫です。他社様に頼んでいるけれどうまく行かない場合も、お気軽にご相談いただければと思います。 プライベートについて― プライベートもお聴かせください。現在のお住まいは?会社の本店を宇都宮にしてからは、宇都宮に戻ってきて住んでいます。 ― ご家族構成は?母と妻と長女次女、私の5人です。長女は社会人でもう実家から出ていますし、次女も離れた場所の大学に行き一人暮らしをしています。 ― 趣味は何ですか?定休日も会社の物や情報の環境整備などをしていて、それが趣味になってしまっています。(笑)強いて言えば、カフェに行って読書をしたり、温泉に行って頭の中を整理したりしています。 ― 好きな映画やマンガなどは?マンガはしばらく読んでいませんでしたが、流行があるとついつい読んでしまいます。鬼滅の刃や進撃の巨人などの長編も見ました。とても面白くてはまりました。(笑)映画は、プライベート・ライアンなどの歴史や当時の戦争を描いたもの、ドキュメント系の映画をよく観ます。 ― 歴史や戦争の映画が好きなのですね。歴史や戦争に興味を持ったことから、鹿児島県にある知覧特攻平和会館に行きました。特攻隊の基地があった場所です。特攻隊員が出陣する時に、家族や恋人など、大切な人たちに宛てて書いた手紙には胸を打たれました。特攻隊というと英雄視されがちですが、本当は誰も死にたくはなかったはずです。このようなことを繰り返してはならないと感じました。 現状維持では後退。絶えず変化し続け、お客様のニーズに対応する。― 座右の銘はありますか?ウォルト・ディズニーの言葉で、「現状維持では後退」です。イエステーションでもこの言葉を創業の藤本氏が常日頃語っておりとても大切にしている言葉です。仕事では常にお客様のニーズに対応して、変化し続けることが大事と思います。― イエステーションの経営方針は?空き家を始めとして、家や土地の売却や処分でお困りの方がたくさんいらっしゃいますので、お困りの問題を解決して社会に貢献できたらうれしく思います。お客様から「助かったよ、ありがとう」といった言葉をいただくと、本当に励みになります。お客様の資産を預かる身としてやるべきことをしっかりやって行き、 地元の街で継続して、一定水準以上のサービスをご提供する努力を行って行きます。お客様のお役に立つ姿勢に完成形はありませんので、決して完全無欠とは言えませんが、日々カイゼンし継続的に努力して行く。そういった考えを組織として忘れず、絶えず持つようにしています。不動産に関するご相談の際は、こういった方針で運営している当社を選択肢の一つとして是非思い出していただき、お問合せいただければと思います。きっと皆様のお役に立てると思います。今後とも、イエステーションを宜しくお願い申し上げます。 ― ありがとうございました。